ミコノススタイルの家
横須賀市秋谷
長い間海の見える土地を探していたご夫婦がついにめぐり会った、海を眺めるためにあるかのような土地。ここでの家づくりは、断崖絶壁に建つ真っ白な塗り壁のイメージからはじまりました。海を一望する景色を最大限活かすために、この土地より海側にある建物より高さを持たせることが必要となり、玄関まわりのアーチのプロポーションなどが自然と生まれてきました。
こだわりはまず、アーチのデザインが半円であること。これは奥様からの提案である『ミコノス島』をテーマとした住まいを演出する大きなポイントでした。さらに、真っ白な外壁の角という角にも全て丸みを付け、中庭の柱も丸柱にすることで”木造らしさ”から脱することを試みています。
大枠となるデザインもさることながら細かなディテールにもこだわったことで、そこだけぽっかりと外国になったかのような、素敵なミコノススタイルの家が完成しました。