ご実家の建替え計画ということもあり、既存家屋の面影をどこかに残されたいというご主人さまの想いを活かす計画となりました。

既存家屋の特徴的な材料を、ひとつめの和室の天井や床の間の框として再利用し、純和室の意匠の中心とさせて頂きました。また、リビング・ダイニング・水盤のあるテラスとご家族の団欒のスペースに隣接して畳間をレイアウト。このふたつめの和室は対照的に、エレガントなインテリアと相性の良いモダンなデザインとさせて頂きました。

ご家族の集まるスペースは、休日にのんびりできるリゾートの様な明るい開放的な空間。天然石やタイル、水盤のあるテラスとそれらを囲む既存樹がゆっくりとした時間を感じさせてくれます。